uchida建築アトリエの専務の家族5人の住まい。
深い軒と南側に突出した下屋が印象的な外観。
リビングは、仲の良い家族の居場所とするために、
L字型プラン(まがり家)の片翼に位置させ、たまりのある空間とした。
玄関を緩衝空間とすることで、リビングとゲストルーム(和室)の間を適度な距離に保つことができ、
ゲストがいても気兼ねなく家族が団らんできるよう配慮した。
uchida建築アトリエの専務の家族5人の住まい。
深い軒と南側に突出した下屋が印象的な外観。
リビングは、仲の良い家族の居場所とするために、
L字型プラン(まがり家)の片翼に位置させ、たまりのある空間とした。
玄関を緩衝空間とすることで、リビングとゲストルーム(和室)の間を適度な距離に保つことができ、
ゲストがいても気兼ねなく家族が団らんできるよう配慮した。
たまりのあるリビング。桧の床板、桐の天井板、本漆喰の壁など、古来から使用されている柔らかく信頼性の高い素材を用いた。ダイニングからの天井高さを抑えて床座を促すなど、仲の良い家族ならではの親密性の高い空間を演出している。
リビングからダイニングに続く空間は、リズムの良い格子建具で心理的、温熱的だけでなく音響的にも区切ることができる。天井までの二枚建ての大戸は、寺院建築のような厳粛さも併せ持ち、リビング・ダイニングに落ち着いた雰囲気を醸し出している。
桧のミガキ丸太が特徴的なダイニング・キッチン。配膳台を兼ねた造り付けの食器棚が生む適度な距離感が、調理への集中力とダイニングでの団欒を生み出すのに貢献する。
書斎コーナーのある2階のホール空間。南から太陽の陽射しが入り、玄関上の吹抜けや家事スペースに充分な明るさを確保している。自然素材に囲まれた心地よい部屋のような廊下となった。
桧の板を壁と天井に用いた浴室。床・腰を磁器タイルとすることで、耐久性を確保している。鋳物ホーローの浴槽は、肌触りと保温性に優れ、湯舟に浸かることそのものを贅沢なものにする。
吹抜けのある玄関。家族の帰宅や来客の気配がどこにいても感じられる工夫がある。呼吸できる玄関は、透明感あふれる空間となっており、玄関のにおいや雑然とした雰囲気をも浄化する効果がある。